秋のニッチ旅「銚子・飯岡旅行」その2
間空いちゃったけど後半戦!
2日目 「サンセットビューの素泊まり宿から銚子港へ」
●宿泊は飯岡駅の素泊まりホテル
旅先の宿泊は、銚子駅から特急しおさいで1駅の飯岡にある素泊まりホテルです。
はじめは買い出しをしながら歩いていこう、と駅を出発したのですがコンビニで氷やお酒を買ったら予想外に重くなってしまい、慌てて駅前に戻りタクシーを拾うことに。
途中、路地裏から突如現れたおばあちゃんに「この辺に時計屋さんがあったと思うんだけどどっちだったかしら」と話しかけられる、RPGで言うとおつかいクエストが始まりそうなアクシデントもありましたが、無事タクシーに乗り込むことができました。
タクシーの運転手さんにホテル名を告げると、「遠いよ、歩くと5時間くらいだよ、海までも遠いよ!」と、元々調べていた場所とは到底思えない一言…。とんでもないところに連れていかれるのではないかと不安だったのですが、ついたのは予定通りのホテルで一安心。
途中、八畝田という場所を通りかかったのですが、この辺りは、昔の殿様が悪いやつで、十畝で1枚と数えるはずの田んぼを八畝で数えて年貢を多く取り立てていたから、その名残で八畝田という地名になったそうです。タクシーの運転手さんが恐ろしくよくしゃべる方で、そんな日本昔話を聞かせてくれました。
あとなぜか、突然心霊話を話してくれました。私ほんとそういうの無理なんですよね。その弊害は後々現れます。
ホテルは海沿いの好立地に佇む昔ながらの素泊まり旅館です。窓からの眺めが絶景!目の前が開発中の漁港と海だけだったので、視界を遮るものが全くないのです。5階の部屋だったのですが、こじんまりとした和室でなごめる空間でした。
1部屋に何人も泊まれるようで、押入れが上も下もベッドとして使えるようになっていたのは驚き。ドラえもん気分が味わえます。
夕方になると、窓からは美しい夕日を堪能することができました。普段あまり意識しないのですが、日が落ちる速度というのは本当に早いですね。おしゃべりに夢中で気づいたら夕日が落ちかけていたのですが、ここからはあっという間に水平線の向こうに沈んでいきました。
太陽が水平線に沈んで、徐々に見えなくなって、点になって消える、そんな瞬間は東京にいたらなかなか見れる場面ではないので感動です。
このホテルでは大浴場と露天風呂が用意されています。少し入っているだけで温まるのは流石温泉ですね。しかしタクシーの運転手さんの心霊話が尾を引いていたわたくしは少しの物音でびくつき逃げるように大浴場をあとにしたのでした…。
夜はさんま御膳のおかげでまったくおなかが空いていなかったので、買っておいたお酒や、コンビニで買いだしたおつまみで軽く部屋飲みになりました。途中、おつまみを買いに行った近くのコンビニが、ICカードが使えなくて衝撃を受けたり。トランプの人気と白人労働者について語るNHK番組を見ながら世界の未来を憂いてみたり。謎のローカルCMに出てくるお兄さんが突然つぶすアルミ缶に現代アート的な何かを感じてみたり。そんな夜でした。でも眠くて12時には就寝しました。
あ、夜も温泉に行きました!この時はちょうどほかの宿泊客の方も温泉にいたので怖い雰囲気にのまれずにのんびり露天風呂を楽しめたのでほんとよかった…。子供とかいて賑やかだったし。普段子供とか好きでも嫌いでもないので全力で無いものとしてスルーしますが、この時ばかりは愛想笑いくらいならできそうな気分でした。しないけど。
●ホテルから徒歩数分の海岸に朝散歩
翌朝は8時ごろに波の音で起床。なんて贅沢なのでしょう。
チェックアウトが10時だったのでのんびりと準備をし、ホテルに荷物を置かせてもらって近くの海岸まで朝散歩に向かいます。
サーファーがいた!!!
幸い天気はよく、暖かな陽気だったのですが、でも水温って冷たいよね。サーファーってすごいね。絶対寒いよね。あとあの、波とか。乗れない。日ごろ空気も読めないのに、海の流れとか読めない…。
尊敬します。
●銚子駅までローカルバスを初体験!
元々、銚子駅までタクシーを使おうと話していたのですが、ホテルのすぐそばからバスが出るということで急きょローカルバスの旅に変更となりました。
私、都内の210円で乗れるバス以外初体験だったのですが、整理券もらうんですね…。あともちろんICは使えず、降りるとき小銭無くてお札入れて出ようとしたら「それ両替だけだから、ちゃんと料金いれて!」と引き止められてしまいました…。お連れの方も東京生まれ東京育ち悪そうな云々なのになぜ普通に下車できたのでしょう。年の功ですか。
●早めのお昼は銚子港でお刺身定食
銚子港に着いたのは、11時くらいかな?市場の前に並ぶ定食屋さんから、市場食堂うさみというお店に入りました。
こちらでは、お刺身の盛り合わせ定食を食べたのですが、見た目以上に多い盛りにびっくり!海老がすっごく甘くて美味しかったです(*'▽'*)
後お味噌汁具沢山!お母さんの味って感じで、前日の秋刀魚御前とはまた違う魅力がありました。
漁港の雑然とした感じが好き。
でも写真の距離が近いと没を食らっています笑
●ウオッセ21&ポートタワー
食事後、銚子漁港からウオッセ21という観光施設に向かったのですが、ご飯後でなんか歩けそう!と歩き出したものの予想以上に遠く、途中で諦めて再びローカルバスの旅へ。今度はちゃんと払えました笑
ウオッセ21にはポートタワーという塔もあって、ここではちゃんと上まで登って展望を楽しむことができました!水平線ばっちり!漁港のわちゃわちゃした感じも好みだったー。
やっぱりどこかごちゃったところが好きなんですね。
●最後は地元の居酒屋で
その後は早めに地元に帰り、旅行のお疲れ会をやりました。
私は旅行は帰るのが惜しくてできるだけ現地にいたい派だったんだけど、早めに帰って地元で飲みってかなりいいですよ!
非日常から日常に戻る勢いを緩やかにしてくれるので、翌日の疲れや寂しさが半減!あとちょっと酔っ払っても近所という安心感でリラックスしてご飯が楽しめます(*´꒳`*)
そんな感じで旅行終了です。
またどこか行きたいなあ。
ところでこれが銚子のソウルフードってほんとですか?